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退職金の手取り計算

退職金は、勤続年数に応じた大きな控除があり、給与とは別に税金を計算します。額面と勤続年数から手取りの目安を計算します。

最終更新:2026/10/25 執筆:目安帳編集部

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手取りの目安

--円

退職所得控除額--
課税退職所得金額--
所得税(復興特別所得税を含む)--
住民税(市区町村 6%)--
住民税(道府県 4%)--
税金の合計--

1つの勤め先から、その年に1回だけ受け取る場合の計算です。退職金に社会保険料はかかりません。

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退職金の税金の計算のしかた

退職金は「退職所得」として、給与などとは分けて税金を計算します(分離課税)。

  1. 退職所得控除額を引く:勤続年数に応じた控除額(下の表)を退職金から引きます。
  2. 2分の1にする:引いた残りの半分が「退職所得」です。1,000円未満は切り捨てます(課税退職所得金額)。
  3. 所得税:課税退職所得金額に速算表の税率を掛け、控除額を引いて、102.1%を掛けます(1円未満切り捨て)。
  4. 住民税:課税退職所得金額の10%(市区町村6%・道府県4%、それぞれ100円未満切り捨て)。

例:勤続30年で退職金2,500万円なら、控除額は1,500万円。(2,500万 − 1,500万) ÷ 2 = 500万円が課税退職所得金額で、所得税は (500万 × 20% − 427,500円) × 102.1% = 584,522円、住民税は50万円です。

退職所得控除額

勤続20年以下は「40万円 × 勤続年数」(80万円に満たないときは80万円)、20年を超えると「800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)」です。障害者になったことが直接の原因で退職するときは、100万円を加えます。

表が見切れるときは、左右にスクロールできます。

勤続年数と退職所得控除額
勤続年数一般の退職障害による退職
3年120万円220万円
5年200万円300万円
10年400万円500万円
15年600万円700万円
20年800万円900万円
25年1,150万円1,250万円
30年1,500万円1,600万円
35年1,850万円1,950万円
38年2,060万円2,160万円
40年2,200万円2,300万円

勤続5年以下は「2分の1」にならない部分がある

  • 役員等で、役員等としての勤続年数が5年以下(特定役員退職手当等):控除後の金額を2分の1にしません。
  • 役員等以外で、勤続年数が5年以下(短期退職手当等):控除後の金額のうち300万円を超える部分は2分の1にしません(150万円 + 300万円を超える部分)。

「退職所得の受給に関する申告書」を出さないと20.42%

勤め先に「退職所得の受給に関する申告書」を出さないと、退職金の額に一律20.42%の所得税が源泉徴収されます。この場合は、確定申告で正しい税額との過不足を精算します(払いすぎなら還付、足りなければ納付)。勤続5年以下の役員等などでは、正しい税額のほうが20.42%より多くなることもあります。申告書を出していれば、退職金の税金は源泉徴収で完了し、原則として確定申告は不要です。

退職金の手取りの早見表

表が見切れるときは、左右にスクロールできます。

退職金の額と勤続年数別の手取り(一般の退職、申告書を出した場合、下段は所得税と住民税の合計)
退職金勤続10年勤続20年勤続30年勤続38年
500万円4,924,475円
税75,525円
5,000,000円
税0円
5,000,000円
税0円
5,000,000円
税0円
1,000万円9,493,248円
税506,752円
9,848,950円
税151,050円
10,000,000円
税0円
10,000,000円
税0円
1,500万円13,763,378円
税1,236,622円
14,371,778円
税628,222円
15,000,000円
税0円
15,000,000円
税0円
2,000万円17,970,716円
税2,029,284円
18,611,278円
税1,388,722円
19,594,298円
税405,702円
20,000,000円
税0円
2,500万円21,980,491円
税3,019,509円
22,803,301円
税2,196,699円
23,915,478円
税1,084,522円
24,654,928円
税345,072円
3,000万円25,888,166円
税4,111,834円
26,762,026円
税3,237,974円
28,138,131円
税1,861,869円
29,006,738円
税993,262円

令和9年(2027年)以後に支払う退職金は、所得税に防衛特別所得税が加わり、所得税・防衛特別所得税・復興特別所得税を合わせて計算しますが、速算表の「× 102.1%」は令和8年分と同じです(国税庁の令和9年分の税額表)。

こんなときは計算が変わります

  • 同じ年に2か所以上から退職金を受け取るとき
  • 前の年までの一定の期間に、別の退職金やiDeCo・企業型DCの一時金を受け取っているとき(控除額の調整があります)
  • 役員等の期間と、それ以外の期間の両方があるとき

このような場合は、勤め先や税務署に確認してください。

参考にした公式資料

制度や料率は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。