手取りの目安
--円
| 退職所得控除額 | -- |
|---|---|
| 課税退職所得金額 | -- |
| 所得税(復興特別所得税を含む) | -- |
| 住民税(市区町村 6%) | -- |
| 住民税(道府県 4%) | -- |
| 税金の合計 | -- |
1つの勤め先から、その年に1回だけ受け取る場合の計算です。退職金に社会保険料はかかりません。
退職金の税金の計算のしかた
退職金は「退職所得」として、給与などとは分けて税金を計算します(分離課税)。
- 退職所得控除額を引く:勤続年数に応じた控除額(下の表)を退職金から引きます。
- 2分の1にする:引いた残りの半分が「退職所得」です。1,000円未満は切り捨てます(課税退職所得金額)。
- 所得税:課税退職所得金額に速算表の税率を掛け、控除額を引いて、102.1%を掛けます(1円未満切り捨て)。
- 住民税:課税退職所得金額の10%(市区町村6%・道府県4%、それぞれ100円未満切り捨て)。
例:勤続30年で退職金2,500万円なら、控除額は1,500万円。(2,500万 − 1,500万) ÷ 2 = 500万円が課税退職所得金額で、所得税は (500万 × 20% − 427,500円) × 102.1% = 584,522円、住民税は50万円です。
退職所得控除額
勤続20年以下は「40万円 × 勤続年数」(80万円に満たないときは80万円)、20年を超えると「800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)」です。障害者になったことが直接の原因で退職するときは、100万円を加えます。
表が見切れるときは、左右にスクロールできます。
| 勤続年数 | 一般の退職 | 障害による退職 |
|---|---|---|
| 3年 | 120万円 | 220万円 |
| 5年 | 200万円 | 300万円 |
| 10年 | 400万円 | 500万円 |
| 15年 | 600万円 | 700万円 |
| 20年 | 800万円 | 900万円 |
| 25年 | 1,150万円 | 1,250万円 |
| 30年 | 1,500万円 | 1,600万円 |
| 35年 | 1,850万円 | 1,950万円 |
| 38年 | 2,060万円 | 2,160万円 |
| 40年 | 2,200万円 | 2,300万円 |
勤続5年以下は「2分の1」にならない部分がある
- 役員等で、役員等としての勤続年数が5年以下(特定役員退職手当等):控除後の金額を2分の1にしません。
- 役員等以外で、勤続年数が5年以下(短期退職手当等):控除後の金額のうち300万円を超える部分は2分の1にしません(150万円 + 300万円を超える部分)。
「退職所得の受給に関する申告書」を出さないと20.42%
勤め先に「退職所得の受給に関する申告書」を出さないと、退職金の額に一律20.42%の所得税が源泉徴収されます。この場合は、確定申告で正しい税額との過不足を精算します(払いすぎなら還付、足りなければ納付)。勤続5年以下の役員等などでは、正しい税額のほうが20.42%より多くなることもあります。申告書を出していれば、退職金の税金は源泉徴収で完了し、原則として確定申告は不要です。
退職金の手取りの早見表
表が見切れるときは、左右にスクロールできます。
| 退職金 | 勤続10年 | 勤続20年 | 勤続30年 | 勤続38年 |
|---|---|---|---|---|
| 500万円 | 4,924,475円 税75,525円 | 5,000,000円 税0円 | 5,000,000円 税0円 | 5,000,000円 税0円 |
| 1,000万円 | 9,493,248円 税506,752円 | 9,848,950円 税151,050円 | 10,000,000円 税0円 | 10,000,000円 税0円 |
| 1,500万円 | 13,763,378円 税1,236,622円 | 14,371,778円 税628,222円 | 15,000,000円 税0円 | 15,000,000円 税0円 |
| 2,000万円 | 17,970,716円 税2,029,284円 | 18,611,278円 税1,388,722円 | 19,594,298円 税405,702円 | 20,000,000円 税0円 |
| 2,500万円 | 21,980,491円 税3,019,509円 | 22,803,301円 税2,196,699円 | 23,915,478円 税1,084,522円 | 24,654,928円 税345,072円 |
| 3,000万円 | 25,888,166円 税4,111,834円 | 26,762,026円 税3,237,974円 | 28,138,131円 税1,861,869円 | 29,006,738円 税993,262円 |
令和9年(2027年)以後に支払う退職金は、所得税に防衛特別所得税が加わり、所得税・防衛特別所得税・復興特別所得税を合わせて計算しますが、速算表の「× 102.1%」は令和8年分と同じです(国税庁の令和9年分の税額表)。
こんなときは計算が変わります
- 同じ年に2か所以上から退職金を受け取るとき
- 前の年までの一定の期間に、別の退職金やiDeCo・企業型DCの一時金を受け取っているとき(控除額の調整があります)
- 役員等の期間と、それ以外の期間の両方があるとき
このような場合は、勤め先や税務署に確認してください。
参考にした公式資料
- 国税庁 タックスアンサー「No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得)」
- 国税庁 タックスアンサー「No.2732 退職手当等に対する源泉徴収」
- 国税庁「令和8年分 源泉徴収税額表」退職所得の源泉徴収税額の速算表
- 国税庁「令和9年分 源泉徴収税額表」退職所得控除額の表・速算表
制度や料率は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。