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配管の流量・流速計算

流量と口径を入れると、流速と摩擦損失の目安がすぐにわかります。口径ごとの流速の一覧から、流速の上限に収まる口径も選べます。

最終更新:2026/10/25 執筆:目安帳編集部

条件を入力

流速の目安

--m/s

計算に使った内径--
流量(L/min)--
流量(m³/h)--
損失水頭(管の長さ分)--
圧力損失(管の長さ分)--
1mあたりの圧力損失--

直管の摩擦損失だけです。継手・弁・高低差による損失は含みません。水(常温)を満管で流す場合の目安です。

同じ流量での口径ごとの流速

呼び径内径(mm)流速(m/s)1mあたりの損失(kPa)

計算のしかた

流速

流速は「流量 ÷ 管の断面積」で求めます。断面積は内径を使って「π × 内径² ÷ 4」です。たとえば100 L/min(約0.00167 m³/s)をSGP 25A(内径27.6mm)に流すと、流速は約2.79 m/sです。

摩擦損失(ヘーゼン・ウィリアムス式)

水道や給水の配管でよく使われる式です。日本では次の形で書かれることが多く、このツールもこの式で動水勾配(1mあたりの損失水頭)を求めています。

Q = 0.27853 × C × D2.63 × I0.54

Q:流量(m³/s)、C:流速係数、D:内径(m)、I:動水勾配(損失水頭 ÷ 管の長さ)

C(流速係数)は管の内面のなめらかさを表す値で、大きいほど損失が小さくなります。適したCは管の種類や内面の状態(経年)で変わります。アロン化成の硬質塩化ビニル管の計算例ではC=140が使われています。ほかの管は、設計条件やメーカー資料の値を選んでください。C値を小さくしても、継手や弁の損失を計算したことにはなりません(局部損失は別に計算します)。

摩擦損失(ウエストン式)

管径50mm以下の給水管では、ウエストン式で損失水頭を計算することがあります。このツールでは、内径55mmを超える管にはウエストン式を使えないようにしています。

h = [0.0126 + (0.01739 − 0.1087D) ÷ √V] × (L ÷ D) × V² ÷ 2g

h:損失水頭(m)、V:流速(m/s)、L:管の長さ(m)、D:内径(m)、g:重力加速度(9.80665 m/s²)

損失水頭(m)は、水1,000kg/m³として「× 9.80665」でkPaに換算しています(1m ≒ 9.8kPa)。

流速の決め方

流速が速すぎると、騒音やウォーターハンマー(水撃)、管の摩耗の原因になります。遅すぎると口径が大きくなり、材料費がかかります。給水配管では2.0 m/s以下を目安にすることが多く、ポンプの吸込み側はさらに遅くします。実際の上限は、建物の設計基準や設計者の指示に従ってください。

SGPの口径別の流量の目安

SGP(白管・黒管)の口径別 流速1.0m/s・2.0m/sのときの流量
呼び径内径(mm)1.0m/s(L/min)2.0m/s(L/min)
10A(3/8B)12.77.615.2
15A(1/2B)16.112.224.4
20A(3/4B)21.62244
25A(1B)27.635.971.8
32A(1 1/4B)35.760.1120.1
40A(1 1/2B)41.681.6163.1
50A(2B)52.9131.9263.7
65A(2 1/2B)67.9217.3434.5
80A(3B)80.7306.9613.8
90A(3 1/2B)93.2409.3818.7
100A(4B)105.3522.51,045
125A(5B)130.8806.21,612.5
150A(6B)155.21,135.12,270.2
175A(7B)180.11,528.53,057
200A(8B)204.71,974.63,949.2
225A(9B)229.42,479.94,959.7
250A(10B)254.23,0456,090.1
300A(12B)304.74,375.18,750.2

内径は外径から厚さの2倍を引いた計算上の値です。流量は「流速 × 断面積」で、小数第1位まで表示しています。

このページの数値は、メーカーが公開しているJISの抜粋資料などで確認した目安です。設計・発注・施工では、最新のJIS規格と、使う製品のメーカーカタログで必ず確認してください。

参考にした公式資料

制度や料率は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。