小さな非構造部の補修を扱います。柱・基礎・擁壁・防水層・漏水原因の修理や、大きく進行する亀裂は対象外です。セメントは目・皮膚を傷めるため、製品に合う保護眼鏡、防じんマスク、耐アルカリ性の手袋等を使います。
図解で全体をつかむ
一般に、モルタルはセメント・砂・水、コンクリートはそれに砂利などの粗骨材を加えたものです。市販の「インスタントセメント」には骨材や添加剤が調合済みの製品があり、名前だけで配合や用途は決まりません。自分で材料を配合する方法と、既調合材に水を加える方法を混ぜないでください。
製品固有の例:トーヨーマテラン「インスタントセメント」10kgは水1.5L、出来上がり約4.8Lという案内です。これは水量と出来上がり量を読むための例で、少量補修に10kg袋の購入を勧めるものではありません。必要量と作業時間に合う容量を選び、この数字を他製品へ流用しないでください。
準備するもの
チェックはこの画面での準備メモです。再読み込みすると戻ります。
作業の手順
工程図は基本例の位置関係を示す模式図です。図をタップすると拡大できます。長さは図の見た目ではなく、材料表と本文の寸法で確認してください。
補修できる傷か確認する
幅が広がる亀裂、内部の鉄筋が見える欠損、水が出続ける箇所は、表面を埋める前に原因確認が必要です。塗装面や石こう面など使用できない下地も製品ごとに確認します。
下地と周辺を準備する
補修面・周囲の養生・コテ・水量を先に確認しておきます。 浮いた部分や汚れを取り除き、周囲を養生します。湿らせる・プライマーを使う等の処理は採用品の指定に従います。準備が終わる前に材料を練り始めないようにします。
手順を説明書で読み、使える下地と施工厚さを確認します。清掃後に浮いた部分が残っていないか点検し、下地処理が必要なら先に済ませます。練ってから足りない道具を探す状態を避けます。
水を計量して練る
最初に水量を測り、指定の順序で少しずつ加えます。 指定された混合順序で、容器の底や角に粉の塊が残らないように混ぜます。一度に使い切れる量にとどめ、水量を記録します。部分使いが認められない材料は袋の一部だけを取り出して使いません。
容器の底・側面・角に乾いた粉が残っていないかをヘラ等で確認します。部分使用が認められる製品でも、粉と水の量を両方測ります。袋のkgだけを見て、他製品の水量を当てはめないでください。
作業時間内に塗り付ける
先に下地へなじませ、空隙を残さないようにしてコテで整えます。 指定厚さを守り、補修面へ材料をなじませてからコテで整えます。硬化が始まった材料に水を足して再利用しません。厚塗りが必要な箇所は、製品の重ね塗り条件を確認します。
製品が対応する範囲で材料を押し付け、端部までなじませます。必要以上に何度もなで続けず、仕上げる時点も製品の案内で確認します。厚さを増す必要がある場合は、重ね塗りの可否と間隔を調べます。
養生と片付けを行う
養生方法を守り、触って確かめるために表面を傷めないようにします。 施工直後は雨・急乾燥・凍結を避け、製品の養生方法を守ります。表面が固まる時間と使用できる時間を区別します。洗浄水や残材を排水口へ流さず、製品と自治体の案内に従って処理します。
作業日・製品名・水量を控え、使用開始条件を確認します。人やペットが触れないよう区画し、残材や工具の洗浄水は受け皿等で回収します。排水口には流しません。
最後の確認と、困ったとき
水を多めに入れると塗りやすい?
指定範囲外の加水は収縮や強度・接着の不具合につながるため避けます。硬すぎる場合も、計量と練混ぜ、製品の適用条件を確認してください。
30分タイプなら何でも30分後に使える?
表示時間は温度や条件により変わり、用途にも制限があります。普通のモルタル・コンクリートや構造物の養生期間へ、そのまま当てはめられません。
公式資料の確認日:2026年10月25日。製品・地域・契約ごとの最新条件は、以下の公式案内で確認してください。
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参考にした公式資料
案内の内容や条件は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。