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小さな棚の作り方|寸法図・材料表・切断寸法の計算

まずは小さな置き棚から。図面と材料を照らし合わせて、切る・組む・確かめる順に進めましょう。

最終更新: 編集:目安帳編集部

軽い小物を整理する、上下2つの開口がある置き棚の設計例です。実制作・荷重試験は行っていません。椅子、踏み台、壁掛け、重量物用の棚には使わず、転倒や落下のない低い安定した場所で使う計画にしてください。

基本例:幅450 × 高さ360 × 奥行184mm

幅450、高さ360、背板込み奥行184mmの棚。開口の内寸は上下とも幅414、高さ153mm。
独自の設計例。板厚18mm、背板4mm。側板が横板の両端を挟みます。図をタップすると拡大できます。

奥行180mmの板の背面に、厚さ4mmの背板を重ねます。横板は450 − 18 × 2 = 414mm。高さ方向は(360 − 18 × 3)÷ 2 = 153mmの開口が2つできます。中段の横板の下面は、棚の下端から171mmです。

ねじ位置は、側板の下端から9・180・351mmの3段、前端から30・150mmの各2か所。左右合わせて12か所です。板端の中心を狙い、実際の板厚・反り・カット寸法を測ってから墨付けします。

完成形を立体で見る

小さな棚の作り方の完成形を立体で見る
板の奥行きと、背板が付く位置を確認できます。寸法は上の寸法図・材料表を使います。

部材の重なりを見る

小さな棚の作り方の部材の重なりを見る
側板Aを左右に離し、背板Cを後ろへ離した図。横板BをAの間に挟み、Cを背面に重ねます。

寸法と材料費を変えてみる

小型の設計例の範囲で切断寸法を計算します。板厚は18mm、背板は4mmで固定。計算ができても強度を保証するものではありません。下の基本例の手順・数値は固定なので、変更時はこの結果を使って墨付けをやり直してください。

基本例の材料・工具(単位:mm)

チェックはこの画面での準備メモです。再読み込みすると戻ります。

作業の手順

工程図は基本例の位置関係を示す模式図です。図をタップすると拡大できます。長さは図の見た目ではなく、材料表と本文の寸法で確認してください。

  1. 置く場所と収納物を測る

    収納したい物が内幅414 × 高さ153mmに収まるか測ります。設置面に段差・傾きがなく、棚を載せても不安定にならない場所を選びます。子どもがよじ登る・引っ張る位置への設置は避けてください。

  2. 切断し、部材記号を書く

    切断し、部材記号を書くの工程図
    切り終えた板をA・B・Cに分けます。同じ部材を重ねて長さ・幅を照合します。

    材料表の寸法で切断し、見えない面にA・B・Cを書きます。切断の刃幅は材料取りに必要ですが、仕上がり寸法へ足しません。切断サービスには表の仕上がり寸法と枚数を伝え、対応範囲を確認します。切り口はやすりでささくれを落とします。

    ここで確認:A2枚の下端、B3枚の前端をそろえて重ね、ずれを定規で確認します。見える面と内側になる面も鉛筆で区別します。反りや直角のずれがあるまま、ねじで無理に合わせません。

  3. ねじ位置を墨付けして下穴を開ける

    ねじ位置を墨付けして下穴を開けるの工程図
    赤丸がねじ中心。反対側のAにも同じ基準で印を付けます。寸法変更時は計算結果を使ってください。

    左右の側板に、下端から9・180・351mm、前端から30・150mmの交点を記します。部材をクランプで作業台に固定し、木ねじ・材質に適した径と深さの下穴を製品の案内で確認して開けます。回転工具使用時は巻き込みやすい手袋・衣服を避け、保護眼鏡を使います。

    先にAの「下」と「前」を書き、差し金で基準線を引きます。横板の木口を実際に当て、印が板厚の中央に来るか確認してから下穴を開けます。板を手で押さえるだけにせず、当て木とクランプで作業台に固定します。

  4. 片側から横板3枚を取り付ける

    片側から横板3枚を取り付けるの工程図
    正面から見た組立途中。上端・下端をそろえ、中段は下面を基準にします。

    A側板を基準に、底板の下面を下端に、天板の上面を上端に合わせます。中段の下面は下端から171mm。接合面に木工用接着剤を製品表示どおり塗り、差し金で直角を確認しながらねじで固定します。ねじ頭を過度に沈めて木をつぶさないようにします。

    まず接着剤なしで片側AとBを合わせ、クランプで保持します。Bの端をAへ突き当て、差し金で直角を確認。位置が決まったら一度外し、接合面へ接着剤を塗って同じ位置へ戻します。部材が動かない状態で順に締め、反対側のAは次の工程で取り付けます。木口へのねじ留めは引抜きに弱いため、軽い小物の用途にとどめます。

  5. 反対側の側板と背板を付ける

    反対側の側板と背板を付けるの工程図
    背板を付ける前に、枠の対角線を同じ長さに合わせます。

    残るAを固定したら、箱の対角線2本がそろうよう仮調整します。背面をそろえてCを重ね、背板用ねじを取り付けます。基本例では、背板左下を原点に側板中心x=9・441でy=60・180・300の6点、横板中心y=9・180・351でx=90・360の6点、計12点です。位置を実物に合わせ、板外へねじが出ないことを確認します。

    背面を上にして安定させ、Cの四辺が枠にそろうか確認します。対角の2点を仮留めし、もう一度対角線と背板の浮きを確認してから残りを固定します。横板・側板の中心位置を背板へ写し、空洞へねじを打たないようにしてください。

  6. 硬化を待ち、空の状態で確認する

    接着剤の表示に従って動かさず硬化させます。突き出たねじ、がたつき、ささくれを確認し、必要に応じて底面へフェルトを付けます。揺れ・接合部の開き・板のたわみが出る場合は使用せず原因を直します。耐荷重を算定していないため、重い本・家電などの収納は別途設計してください。

最後の確認と、困ったとき

上下の開口高さが違う

中段の下面を両側とも下端から171mmに合わせたか確認します。外高さ360mmから横板3枚54mmを引いた306mmを二等分すると、開口は各153mmです。

組み立てると斜めになる

まず背板を本締めする前の対角線と接合面を確認します。背板だけで無理に引っ張って矯正せず、板の寸法・反り・ねじ込み位置を見直してください。

幅を広くすれば本棚にできる?

寸法計算は部材の大きさだけを求めます。スパン・樹種・板質・固定方法でたわみや強度が変わるため、重量物用への流用や上限外への拡大には別の設計が必要です。

公式資料の確認日:2026年10月25日。製品・地域・契約ごとの最新条件は、以下の公式案内で確認してください。

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参考にした公式資料

案内の内容や条件は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。