A呼称とB呼称
鋼管の太さは「呼び径」で表します。A呼称はミリ、B呼称はインチをもとにした呼び方で、同じ管を指します。
- 15A = 1/2B(4分)
- 20A = 3/4B(6分)
- 25A = 1B(1インチ)
- 50A = 2B
「4分」「6分」は、1インチを8等分した「分」で数える現場の呼び方です(1/2インチ=4分、3/4インチ=6分)。
呼び径は外径でも内径でもない
25Aの鋼管の外径は34.0mmで、25mmではありません。呼び径は「このくらいの太さ」という区分の名前で、実際の外径は規格で決まっています。鋼管(SGP・STPG)は、同じ呼び径なら外径が同じで、厚さが違うぶん内径が変わります。
| 呼び径 | 外径 | SGPの内径 | Sch40の内径 |
|---|---|---|---|
| 15A(1/2B) | 21.7 | 16.1 | 16.1 |
| 20A(3/4B) | 27.2 | 21.6 | 21.4 |
| 25A(1B) | 34.0 | 27.6 | 27.2 |
| 32A(1 1/4B) | 42.7 | 35.7 | 35.5 |
| 40A(1 1/2B) | 48.6 | 41.6 | 41.2 |
| 50A(2B) | 60.5 | 52.9 | 52.7 |
| 65A(2 1/2B) | 76.3 | 67.9 | 65.9 |
| 80A(3B) | 89.1 | 80.7 | 78.1 |
| 100A(4B) | 114.3 | 105.3 | 102.3 |
内径は外径から厚さの2倍を引いた計算上の値です。ほかの呼び径は配管サイズ表をご覧ください。
SGPとSch40は何が違う?
SGP(配管用炭素鋼鋼管)は使用圧力の比較的低い配管用、STPG(圧力配管用炭素鋼鋼管)は圧力のかかる配管用の管です。STPGの厚さは「スケジュール番号(Sch)」で決まり、Sch40よりSch80のほうが厚くなります。たとえば100Aでは、SGPの厚さが4.5mm、Sch40が6.0mm、Sch80が8.6mmです。
流量の計算には内径を使う
流速は「流量 ÷ 管の内側の断面積」で求めるので、計算には内径を使います。呼び径の数字(25など)をそのまま内径として計算すると、流速が実際と違ってしまいます。流量・流速計算ツールでは、呼び径を選ぶと内径を自動で使います。
塩ビ管や銅管、ステンレス管は、同じ呼び方でも外径や内径の決まり方が鋼管と違います。使う管の規格表やメーカーの資料で確認してください。
参考にした公式資料
制度や料率は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。