本ページはプロモーション(広告)を含みます。

ボルトの強度区分の見方

六角ボルトの頭にある「8.8」「10.9」などの刻印は、ボルトの強さを表す強度区分です。数字の読み方がわかると、締め付けトルクの目安や交換するボルトの選び方がわかります。

最終更新:2026/10/25 執筆:目安帳編集部

強度区分の数字の意味

強度区分「8.8」は、2つの数字でボルトの強さを表しています(JIS B 1051)。

  • 小数点の前の数字 × 100:呼び引張強さ(N/mm²)。8.8なら800N/mm²
  • 小数点の後の数字 × 10:引張強さに対する降伏点(または0.2%耐力)の割合(%)。8.8なら80%

つまり8.8のボルトは、引張強さ800N/mm²、降伏点(耐力)がその80%の640N/mm²という意味です。

主な強度区分と呼び値(N/mm²)
強度区分呼び引張強さ降伏点・耐力の割合呼び降伏点・耐力
4.640060%240
4.840080%320
6.860080%480
8.880080%640
10.91,00090%900
12.91,20090%1,080

呼び値の計算です。最小値などの規定はJIS B 1051で確認してください。

ボルトを交換するとき

強度区分は、六角ボルトの頭に刻印されていることが多くあります。刻印がない、または読めないときは、製品のパッケージや購入先の表示で確認します。機械や車などのボルトを交換するときは、メーカーが指定する部品・強度区分・締め付けトルクに従ってください。ボルトだけ強度区分の高いものに替えても、ナットや相手側のねじ・部品が同じ力に耐えられるとは限りません。ナットにもボルトに合わせた強度区分があります。

強度区分と締め付けトルク

強度区分が高いボルトほど、ボルト自体は強い力に耐えられます。締め付けトルクの目安も強度区分で変わり、たとえばM10の締め付けトルクの目安(トルク係数0.2、耐力の60%)は、4.6で約16.7N·m、8.8で約44.5N·m、10.9で約62.6N·mです(ボルト単体の目安で、ナットや相手材の条件は含みません)。サイズ別・強度区分別の一覧は締め付けトルク表をご覧ください。

M10のスパナは16mm?17mm?

六角ボルトの二面幅(スパナのサイズ)は、M10・M12・M14・M20・M22で、今のJIS(ISOに合わせた寸法)と旧JISの2種類があります。今も旧JISの寸法のボルトやナットが多く出回っているため、どちらも使われています。

二面幅が2種類あるサイズ
ねじの呼びJIS(ISO)旧JIS
M1016mm17mm
M1218mm19mm
M1421mm22mm
M2030mm32mm
M2234mm32mm

ほかのサイズの二面幅や六角レンチのサイズはボルト・ねじの寸法表にまとめています。

参考にした公式資料

制度や料率は変わることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。